夏場の暑苦しいスーツ姿と過剰な冷房、夏場の室内気温を28度にしようとして始まったのがクールビズです。
毎年5月1日~10月30日の期間、ノーネクタイのカジュアル姿で仕事をしようと提唱され、もう10年になるのだといいます。
日本の蒸し暑い夏は、砂漠や赤道地域の人達も音を上げるほどで、そんな時期に長袖のスーツと首元はネクタイという姿は、見ているだけでも暑苦しい服装です。
そんな中、2005年の小泉内閣の時代、室温を28度、省エネを-6%を目指し小池百合子環境大臣が、小泉総理のアドバイスを受けて打ち出したのがクールビズでした。
基本的にノージャケット、ノーネクタイというカジュアルな服装で仕事をしようという事で、開襟シャツ姿などを政府や官庁で推進し、次第に民間へと広まってゆくことになりました。
省エネルックの失敗もあり、クールビズが定着するか危惧されましたが、これに賛同するという意見は8割以上であるといいます。
また、2011年の東日本大震災の原発事故もあり、更なる電気の逼迫が言われたのも後押しをするようになったようです。
しかし、この国の企業習慣というものは保守的で、商談などではまだまだスーツやネクタイ姿であるようです。
序々に浸透してきているようですが、カジュアル的で仕事に差し支えないファッションとなると中高年の方々にとっては難しいなと思います。
こうなると、やはり奥さんなどのファッションセンスが問われることになるのでしょうか。
今後、会社内ファッションの遷移から時代の変化を読み取れそうに思います。